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【夜の巻】天魔党との邂逅

鬼子たちと敵対する強大な鬼組織、天魔党
当初はお互い存在を知らなかった鬼子と天魔党が、どのように出会い、どのように戦うのか。
一触即発の気配をお楽しみください。






小説「天魔の章」 by 詠麻呂さん

「“心の鬼”がいないだと? そりゃどーゆーこった。ヤイカガシ?」
アサリの貝殻をボリボリと齧りながら、ヒワイドリは黒髪の清廉な青年に問う。
「・・・うむ。私が鬼子同様、鬼の存在を感知できるのは知っているな? ヒワよ。
先ほどまで結界の外の町まで出ていた。普段なら雑多な空気の中に、個々の人々から内に棲まう
鬼の猥雑な気を感じるのだが・・・。それを感じなかった」
そう言い、ヤイカガシは肩に落ちた雨の滴を払った。



小説「闇の邂逅」 by しゃもじさん
『忍』の頭領、ヌエが党に入る話です。

「いいぜぇ。入ってやっても。ただし、一つだけ確認したいことがある」
 ニヤアといった笑みを浮かべた。
「ほぅ、なんだ?」
「あんたさぁ・・・・強ぇえんだろうなあ!」
 手に持った娘を放り出し、青年は黒金に襲いかかった。



小説「【編纂】日本鬼子さん」シリーズ by 歌麻呂さん

【編纂】日本鬼子さん七「朗報だ」

 まったく退屈な偵察だ。

 天井裏から童女の会話を聴くだけの簡単な任務なのだが、簡単すぎて寝不足の自分には過酷すぎる。上が最重要任務と銘打ったクセに、実につまらんものだ。
 まあ見張りなんてどれもつまらんものだから仕方ない。
 最初聞いたときは面白そうな任務だと思ったんだけどなあ。

『鬼を祓う鬼がいるみたいだ。ミキティ、よろしく頼む』


【編纂】日本鬼子さん十「みーんな、なかよしだもんね!」

「そうだ、『甘味処ねむしや』に二十の兵を連れて向かおうと思う」
「しょ……将軍おはぎを討つのですね」
「如何にも」
 物分かりの良い副官だ。
『ねむしや』は一月前に開店したばかりで、なんでもおはぎがこの世のものとは思えぬ程の美味であると評判なのだ。
 立ち上がり歩き出すと、お憎もまた立ち上がり、後を歩く。
 『甘味処ねむしや』のおはぎを我等が領主様にも献上したく存ずるが、今は果たせぬ所望である。

 ああ、我が領主様よ、其方は何処へ行かれたのか。我等の勢力は増しに増してあるが、統べる者がおらぬ今、どうして国を治めることができようか。

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テーマ : 創作・オリジナル
ジャンル : アニメ・コミック

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